【レビュー】CB缶用シングルバーナー『キャプテンスタッグUF-26』。ファミリー向けに最強!

バーナーを使用状態にした写真 アウトドア
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庭キャンプでの料理のバリエーションを増やしたく ホットサンドメーカー を購入し、某ゆるキャン に感化されてカセットコンロで楽しんでいたのですが、カセットコンロでは正直雰囲気がいまいち

という事で、やっぱり シングルバーナー が欲しくなり、何を買おうか ずーっと 悩んでいました。

安く運用したいので、1缶¥500程度と値段の高い OD缶用 ではなく、1缶¥100程度と安価でどこでも買える CB缶用 にするのは迷わず決定。

ですがCB缶用シングルバーナー界の2強のどちらにするか?が決められない。

  • SOTOのレギュレターストーブ『ST-310』にする?
  • イワタニのジュニアコンパクトバーナー『CB-JCB』にする?

そしてさんざん悩んだ末に、なんとSOTOでもイワタニでもない、これまでの2強に割って入る キャプテンスタッグ の新しいCB缶用シングルバーナー『UF-26 トレッカー』を購入しました。

このバーナーは、ソロキャンプでも使えるが、どちらかと言えばグルメキャンパー向けによく考えられた、なかなかの逸品だと思います。

出典:キャプテンスタッグ公式
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シングルバーナー UF-26(トレッカー)の概要

キャプテンスタッグの『UF-26 トレッカー』は、2023年に発売開始されたばかりの、新しいCB缶用シングルバーナーです。

ソロからファミリーまで幅広く使えるシングルバーナー
シェラカップからソロクッカーまで幅広く使える開閉式ゴトク
高出力2,400kcal/h
収納ケース付
プッシュボタンで簡単に点火できる圧電点火装置付
ツマミの回転で火力調節可能なガス開閉ツマミ

UF-26 トレッカー カセットガスバーナーコンロ|CAPTAIN STAG

キャプテンスタッグと言えば、個人的も愛用しているカマドスマートグリルのイメージが強く、ガスバーナーのイメージはありませんでした。

しかし、同じキャプテンスタッグのキャンプ用ガスバーナーとして、OD缶用に『M-7900 オーリック』があり、この商品は Amazonのアウトドア用シングルコンロの売れ筋ランキング でバーナー単体としては3位(R6.7.21時点)と高い評価を得ています。

私が知らないだけで、キャプテンスタッグはバーナーの実績も十分なのでした。

なお、こちらの『UF-26 トレッカー』も、まだ発売されたばかりにも関わらず、Amazon売れ筋ランキングでバーナー単体としては9位(R6.7.21時点)となっており、高評価されつつあるようです。

各社バーナーとの仕様比較

キャプテンスタッグ
UF-26
SOTO
ST-310
イワタニ
CB-JCB
使用時
サイズ
[mm]
幅115
奥行115
高さ115
幅166
奥行142
高さ110
幅155
奥行155
高さ127

収納時
サイズ
[mm]
幅100
奥行94
高さ118
ケース外形
幅140
奥行70
高さ110
製品外形
幅82
奥行68
高さ109
製品外形

収納時
体積
[cm3]
1,109
ケース外形
1,078
製品外形
608
製品外形
重量[g]300330274
出力
[kcal/h]
240025002300
ガス
消費量
[g/h]
200194
付属
ケース
ハード
ケース
ポーチハード
ケース
写真は各社公式より引用しました

仕様上の出力は、3つの製品で大差ありません。

収納時の体積は、イワタニの CB-JCB がダントツに小さく、SOTOの ST-310 とキャプテンスタッグの UF-26 は同じ体積。
ですが、庭キャンプやオートキャンプ中心のわが家にとっては、どれでも問題ない大きさです。

イワタニのグリルは、収納時体積は小さいですが、収納する為の変形に手間が掛かります。

付属のケースは、SOTOの ST-310 のみが 布製ポーチなので、他の2品の ハードケース よりも対衝撃性が劣ると考えます。

各社バーナーとの特徴比較

キャプテンスタッグ
UF-26
SOTO
ST-310
イワタニ
CB-JCB
製品
価格
Amazon
(R6.7.22)

¥4,445

¥6,100
デフォルト


¥7,475
必須オプション追加時

¥4,200
鍋の
安定性

五徳上面がフラット

五徳上面がフラット

五徳上面が段差状
炎の
広さ

バーナーヘッド径 約65mm

バーナーヘッド径 約45mm

バーナーヘッド径 約38mm
使用時
台座等
温度

五徳と台座が別

五徳と台座が一体

オプション追加で改善

五徳と台座が別
台座安定性
台座が広い

台座が3本脚
耐風性能
五徳による耐風性が良い
耐寒性能
レギュレター搭載高山や厳冬時でも火力安定

製品価格について

キャプテンスタッグの UF-26 とイワタニの CB-JCB は、どちらも ¥4,000台 とリーズナブルです。

SOTOの ST-310 は、製品単品でも ¥6,100 と他のグリルよりも高めです。

更にSOTOの ST-310 は、五徳と台座が一体の構造で使用中に台座が熱くなり、火傷やテーブルが焦げる危険を避ける為に、台座に付けるチューブと点火アシストレバーがセットになった『専用アシストセット ST-3106』がほぼ必須になります。
これを加えると ¥7,450 となり、他のグリルに比べ ほぼ倍 の値段になってしまいます。

出典:SOTO公式
専用オプション

鍋の安定性について

キャプテンスタッグの UF-26 とSOTOの ST-310 は、どちらも五徳の鍋と接する部分がフラットになっており、丸鍋を使っても、メスティンなどの長方形の鍋を使っても、安定性に問題がありません。

しかしイワタニの CB-JCB では、五徳が外側ほど高くなる段差付の形状になっている為、丸鍋を使う時には問題ないが、メスティン等の長方形の鍋を使う場合に不安定になってしまいます。

イワタニ CB-JCB の段差付き五徳
出典:イワタニ公式

炎の広さについて

キャプテンスタッグの UF-26 は、バーナーヘッドが一番大きく、これにより炎が一番ひろく広がります。

キャプテンスタッグ UF-26 の炎
出典:キャプテンスタッグ公式

炎が広がることで鍋が均等に熱せられるので、スキレットホットサンドメーカー 等の中型調理器具で調理し易く、炊飯での鍋内対流が起き易いので焦げ付き難くなるようです。

対して、SOTOの ST-310 やイワタニの CB-JCB では、炎の範囲が狭く集中しており、シェラカップ 等の小型調理器具での湯沸しには使いやすいが、炊飯では鍋内対流が起き難いので焦げ付き易いようです。

イワタニ CB-JCB の炎
出典:イワタニ公式
SOTO ST-310 の炎
出典:SOTO公式

SOTOでは、ST-310の別バージョンとして、中型調理器具に対応してバーナーヘッドを大きく(約66mm)したレンジ『ST-340』が追加されていました。
(ST-310は小型調理器具用とのこと)。

使用時の台座等の温度について

キャプテンスタッグの UF-26 とイワタニの CB-JCB では、五徳が台座から分離しているので、使用中に炎で五徳が熱くなっても、本体が触れなくなるほど熱くなることはありません。

しかしSOTOの ST-310 では、製品価格の項で記したように、使用中に炎で五徳が熱くなると火傷やテーブルが焦げる危険があり、オプションの追加が必須となります。

風耐性能について

キャプテンスタッグの UF-26 とSOTOの ST-310 は、どちらも風を防ぐ構造にはなっていません。
風耐性をもたせる為には、別途風防を用意する必要があります。

イワタニの CB-JCB では、幅の広い板金で出来た五徳が風防の役割を持つようで、比較的風に耐性があるようです。

イワタニ CB-JCB の耐風性の良い五徳
出典:イワタニ公式

耐寒性能

SOTOの ST-310 は、低温外気下での火力低下を防ぐ マイクロレギュレーター を搭載しています。
これにより、高山や厳寒時期でも、常に一定の火力を発揮することができるようです。

とは言っても所詮CB缶用グリルなので、OD缶使用グリルほどの耐寒性があるかは疑問ですし、外気温10℃程度ではマイクロレギュレーターを搭載しない他のグリルでも問題ないようです。

特徴まとめ

同じシングルバーナーであっても、各グリルで結構特徴が異なり、想定ユーザーが異なるようでした。

ザックリ感じるところでは、それぞれ以下のような方に向いている気がします。

  • キャプテンスタッグ UF-26
    ゆるキャンプ/グリルキャンプが多いファミリー向け
  • SOTO ST-310
    登山や厳冬期での利用も考えているプロフェッショナルな方向け
  • イワタニ CB-JCB
    荷物を最小限にしたいソロキャンパーの方向け

わが家は 庭キャンプオートキャンプ が中心の ゆるキャンパー で、料理のバリエーションを広げる為の購入検討だったので、キャプテンスタッグの『UF-26 トレッカー』が最適でした。

特にキャプテンスタッグ UF-26 の、どんな鍋を置いても安定する五徳 と、中型調理器具で利用し易い 炎がひろく広がるバーナーヘッド が、個人的には購入を決める決定打になりました。

実際の使用感

届いたUF-26

UF-26 はハードケースに入った状態で、説明書と一緒に箱に入って届きました。

このグリルは、使うまでの組み立てが必要に応じて五徳を開くだけなので、収納時と使用時の外観がほとんど変わりません。

収納状態
使用状態

UF-26に調理器具を乗せた状態

良い感じです。
どれも安定して使えそうです。

なお、小さいシェラカップでお湯を沸かす時などは、五徳を収納状態のように畳んで使うようです。

まとめ これは良い買い物。

さんざん悩んで、満足できるグリルに出会う事ができました。

ケトルを乗せてみて気づいたのですが、そういえばわが家のキャンプ用具はキャプテンスタッグだらけでした。

スマートグリルに始まり、ケトル、そしてこのシングルバーナー。

どれも満足しています。
うちみたいなファミリーキャンプ系の方には、間違いなくお勧めできます。