家庭菜園でコスパを良く野菜を育てようとすると、タネから野菜を育てたくなります。
しかし育苗するには、どうしてもある程度の資材は必要になります。
でも、せっかくタネから育ててコスパを良くしようとしてるのに、資材代にお金を掛けたくはないですよね。
わたしは育苗の為の資材を、100均と捨てるもので代用し、コスパ良く育苗を楽しんでいます。
100均の育苗培土
キャン★ドゥ と セリア で育苗培土を購入できます。
現時点で ダイソー では探せませんでした。
わたしは キャン★ドゥ の『さし芽・種まきの土』を使っています。
1.2Lで¥110です。
バジルとズッキーニの育苗で使いましたが、いつも元気に育ってます。
100均の育苗覆土
バジルのような 小さい好光性種子 の育苗では、覆土にバーミキュライトを使うことをお勧めします。
覆土は、軽く・保水性がよく・粒度が細かいこと がポイントなので、バーミキュライトが最適でした。
わたしは ダイソー の バーミキュライト を使っています。
2Lで¥110なので、コスパ最高です。
ズッキーニのような 大きい嫌光性種子 の育苗では、覆土に育苗培土をつかうので、バーミキュライトは使いません。
100均のタネ
100均ではタネも売っています。
ダイソーでは2袋で¥110のシリーズと、1袋で¥110のシリーズがあり、品種も結構揃っています。
ただ、タネは密閉して冷蔵庫で保管すれば数年は使えますし、耐ウイルス性など、高機能のタネを使った方が収穫が安定するので、タネだけは若干高くてもメーカー品を使う方が安心かも。
育苗トレイ(プラグトレイ)の代用に卵パック
バジルのような小さい種子の育苗には、育苗トレイを使います。
育苗トレイはホームセンターで買っても高くはないのですが、販売の最小数量が多過ぎるし、でかくて邪魔です。
空になった 卵パック で十分代用できます。
千枚通し等で、底に水抜き用の穴を開けて使います。
これは壊れない限り何年でも使い回しもできます。
卵パックは、『尖ってて深いパック』と『先が平らで浅いパック』が上下に組み合わっていますが、容量と深さの大きい『尖ってて深いパック』の方が良いです。
これは 200穴のプラグトレイに近い容量で、バジルやキャベツ・レタス・ブロッコリーの育苗に最適です。
育苗ポットの代用に紙コップ
ズッキーニのような大きな種子の育苗には、育苗ポットを使います。
育苗ポットも、ホームセンターで買っても高くはないですが、やはり販売の最小数量が多すぎます。
紙コップで十分代用できます。
これも千枚通し等で、底に水抜き用の穴を開けて使います。
ただこちらは紙なので、1回使用で基本廃棄です。
なお育苗ポット(紙コップ)は、プラグトレイで育てたバジル等が大きくなったら、プランターに定植する前に更に育てる場合にも使います(ポット上げ)。
狭いプラグトレイでいつまでも育てると生育不良になり、かといって苗が小さくか弱いうちに、いきなり大きいプランターに定植すると、病害虫や悪天候にやられて上手く育たない事がある為です。
育苗ハウスの代用に100均のストックボックス&ツールボックス
育苗トレイを使うにしても・育苗ポットを使うにしても、育苗には 保温 と 保湿 と 虫よけ が欠かせません。
育苗ハウスには 小さい温室 みたいなものから 巨大な弁当箱 みたいなものまで、色々あります。
コスパ優先なので 小さい温室 は論外として、巨大な弁当箱 でも結構高いです。
育てられる大きさに制限はありますが、100均の透明な ストックボックス や ツールボックス で十分に代用可能です。
わたしはダイソーで購入し、大きいボックスは¥330/小さいボックスは¥110 でした。
このBOXに育苗トレイや育苗ポットを入れ、発芽まで は『日当たりの良い室内の窓際』に置きます。
家の暖房と日光だけでも、Box内の温度は十分に発芽温度まで上げられます。
発芽後 は苗に日光をしっかり当てる為に、基本屋外に出して管理します。
夜の気温が下がる時は玄関内に入れて温度低下を避けます。
ただし育苗には酸素も重要なので、換気用に2mm程度の小さい穴を多数開けて使っています。
透明ボックスは樹脂製なので、千枚通しをライターで熱してから突刺せば、結構簡単に穴が開きます。
小さいBOXは密閉性がしっかりしていたので、左右側面に7箇所づつ&天面に10箇所の穴を開けています。
大きいBOXは、大きいだけに反りが大きく、そのままでも蓋と本体に隙間がありました。
なので穴を若干少なめに、左右側面に7箇所づつ&天面に4箇所の穴を開けています。
ただし日中の気温が20℃を超えるような時は、穴をあけていてもBox内の 温度/湿度が上り過ぎる ので、防虫面は犠牲になりますが、蓋を少し開けて換気優先で育てます。
苗が十分に育ち、夜間の最低気温が15℃を下回らなくなったら、育苗ボックスから出して育てます。
まとめ
タネから育苗するとなると、まず道具をどうするか?で悩みますが、結構どうにでもなりました。
そもそも、ジャガイモなどは培養土の余った袋でも栽培できますしね。
家庭菜園は自由です!
追記
育苗資材以外にも、防虫ネットや温度計や黄色/青色粘着シートなども、100均商品にお世話になっています。
100均は家庭菜園の味方ですね!