【バーベキュー】3人家族ならこれでも十分。ダイソーの使い捨てグリルを使ってみた!

簡易バーベキューセットの写真 アウトドア
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バーベキューは楽しいですが、グリルの掃除が面倒!!!
でも使った後でちゃんと掃除しないと錆びるし、次に使う前に綺麗にしないといけないし。。。

そこで、片付けが楽な安いグリルがないか?と探していたのですが、これを見つけてビックリ。

炭代と変わんないんじゃね?

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使い捨てグリル(インスタントコンロ)の仕様と値段

グリルの仕様

 製品名 :ダイソー/簡易バーベキューセット
 サイズ :21.5cm×27cm×5cm
 素材  :本体  :アルミ箔
      網   :スチール
      スタンド:スチール
      燃料  :成型炭
      着火紙
 持続時間:約1時間
 特徴:コンロ、スタンド、焼き網、
    炭、着火剤の一式ワンセット。
    これひとつでバーベキューが
    出来る。使い切りタイプ。

包装は、蓋なしの外箱に『本体&スタンド&チラシ(説明書)』だけが入っており、ラッピングされていました。

本体はアルミ箔製でペコペコで、中に着火紙に包まれた成型炭が収納され、網で蓋がされています。
網は本体アルミ箔で包んで一体化されています。

網自体も普通の針金を交互に編んだものではなく、鉄の薄板に切込みを入れて開いたような変わったタイプでした。

スタンドは端面が溶接された針金で、最低限の剛性を保っています。

本体とスタンドを固定する構造はなく、本体の底の若干の凹みに合わせ、本体をスタンドの上に置くだけです。

非常に安っぽいですが、使い捨ての為に、無駄のない工夫された構成です。
これなら、普通にグリルでバーベキューするのと廃棄物は変わらない感じです。

右が簡易バーベキューセット
左はカマドスマートグリルB5用のステンレス網

焼き網の大きさは、カマドスマートグリルB5型とほぼ同じです。
ただ後でも述べますが、炭の位置が偏ると実際に焼けるエリアが狭くなってしまいます。

グリルの値段

このバーベキューセットの値段は、なんと 税込¥330 です(’23.11月時点)。
グリル/炭/着火剤が全部セットであるのを考えれば、これは破格ではないでしょうか。

愛用のカマドスマートグリルB5でバーベキューをする時は、ホームセンターの成型炭を使っているのですが、この炭代とほぼ同じ値段です。
ホームセンターの普通の木炭は、意外に成型炭よりも高くつきます。

ダイソー
簡易バーベキューセット
コメリ
着火剤のいらない成型炭

小30個入り
コメリ
マン
グローブ木炭
6kg
税込
価格
¥330¥880¥998
コスト
/1回
¥330¥293
1回で10個

使用
¥499
3人で3kg

使用
2023.11月時点

簡易バーベキューグリルは 持続時間が短い のに要注意ですが、なによりも『後片づけが不要』『他には食材以外何もいらない』ので、分かって使う分には コスパ と タイパ は最高です

レビュー

お昼に軽く焼肉にしました。

うちは子供が1人(小学生女子)の3人家族で、肉268g(11切れ)を用意しました。
これに野菜(タマネギ&キャベツ)とごはん1.5合強です。
ビビンバご飯にして、ご飯多めです。

バーベキューの用意の写真

着火(着火剤不要で簡単)

当日、なんとチャッカマンの燃料切れでいきなりピンチ。
網の下にある着火紙に火をつけるのですが、普通のライターでも網越しで着火紙に特に苦労なく火が届き、無事着火できました。

空気穴の写真
着火した写真

着火直後は結構盛大に火があがりました。
説明書には「着火後10~15分の着火紙が燃え尽きるまで、煙と炎がでて臭いがします」とあります。

「火力が安定し、おき火の状態になってから調理してください。」との事。

火力(始めは強力。途中で火吹き必要かも)

火の維持時間が1時間と短いのが気になったので、炎が収まりきる前に、肉を置ける状態になったら肉を焼き始めてしまいました。
特に着火紙の臭いは気にならなかったです。

軽くてズレるので石でスタンドを押えました。
下にダイソー焚き火用シートを敷いています。

すいません。肉を焼いている写真を撮り忘れました。
焼肉でハイになっていて、ブログ記事の事など頭から消えてしまっていました。

肉は、購入した結構大ぶりの肉を6枚は並べられました。
最初の方は火力も十分で、しっかり焼けました。

ただ写真にあるように、炭の位置が偏ってしまっていて、火力が強いのは2/3のエリアしかなく、肉の場所を入替えながら焼く必要がありました。

着火する前は炭が着火紙に包まれていて見えないので、着火紙が燃えるまで炭の位置が偏っていても分かりません。
今回はそのまま焼きましたが、偏りが酷い場合は、肉を焼き始める前に長い箸などで炭の位置を整えた方が良いかもしれません。

持続時間(途中で火吹き棒等での空気の撹拌がお勧め)

調子よく焼いていたのですが、肉を焼き始めて30分程?経った頃に急に火力が低下し、肉が焼けなくなりました。まだ肉が3切れ程残っていた時の事件です。

止む無く愛用のカマドスマートグリルを出そうか?と悩んだのですが、肉が残り少しという事もあり躊躇し、試しに炭に息を吹きかけたら火力が復活したようで、結局キャベツも焼いたりして1時間は火力が残っていました

思うに、このグリルはアルミトレイの形状で、上の写真の様に側面に空気穴が10個開いているのですが、炭がトレイ状の底に直置きされているので、空気が十分に回らないのでは?と思いました。

このグリルでは火力が低下したら、火吹き棒等で空気を送り撹拌するのが良いと思われます。

【補足】
実は、そのあと2回このグリルを使って、2回とも火力不足で失敗でした。
着火は問題なくできており『1時間程度は熱はあるが、火力が低すぎて焼けない』の症状でした。
火吹き棒を使っても駄目。結局カマドスマートグリルの登場となりました。
ネットの記事を見直してみても、使えた人と全然使えなかった人がバラバラな様子。
空気の回りが影響しているのは間違いなさそうです。
もしかしたら、底に小さい穴を沢山あけたら良いのでは?
そのうち確かめたいと考えています。

令和6年6月24日

参考にカマドスマートグリルの写真です。

炭は目皿の上に置かれ、横からも底からも空気が十分に入るようになっています。
このグリルでは炭が途中で弱くなったことなどありません。
補足)目皿とは炭を受ける網や穴の開いた板で、空気の通りを良くする為のものです。

比較用にスマートグリルの炭周囲の写真
比較)カマドスマートグリル
   炭には横からも底からも空気が回る。

火吹き棒は、MaxboostのPOKET FUIGOが有名ですね。
コンパクトでカッコいい。でもちょっと高い。

ダイソーでも¥110の火吹き棒が売られています。
遠目ではPOKET FUIGOと区別がつかないカッコよさ。
材質はSUSで、伸ばした長さは62cmと十分です。
これで試してみるのも有りですね。

ダイソー火吹き棒の写真

使用時のPoint①:位置ズレ防止

このグリルはとにかく軽いです。
スタンドはテーブルの上で簡単にズレるし、本体はスタンドに乗っかってるだけなので、本体がズレて倒れないか不安でした。

わたしは、上の写真の様にスタンドに石を置いてズレ防止にしました。
本体とスタンドのズレ防止はしなくても今回は大丈夫でしたが、注意した方が良いですね。

使用時のPoint②:野菜の下処理推奨

今回タマネギも焼いたのですが、タマネギを焼くのには時間が掛ります。

普通の成型炭であれば燃焼時間は2時間程あるので問題ありませんが、このグリルセットの燃焼時間は1時間と短いです。野菜に時間を掛けている余裕はありません

野菜は簡単に焼けるキャベツ程度にするか、時間のかかるタマネギやカボチャを焼くならば、事前にレンジ加熱等の下処理をしておく事をお勧めします。

まとめ

簡易バーベキューや庭キャンプには十分

このグリルセットは、値段は炭代レベルなので十二分に合格で、片付けを手抜きしたい!という私の希望も、製品仕様の段階で完璧に満たしていました。

問題は、『この値段で本当にバーベキューが出来るのか?』 でしたが、持続時間に若干の懸念があったものの、3人家族のわが家では十分楽しむ事ができました

そして懸念の「火力」や「持続時間」は、「火吹き棒での対応」「野菜の下処理」で解決できそうな感触がありました。
私的には大満足です!リピート確定です!

繰り返しますが、片付け不要はサイコー!!

本格バーベキューや本格キャンプには力不足

ですがあくまでも、万一失敗しても別なグリルでやり直しができる、短時間の簡易バーベキュー限定ですね。もちろん少人数向けです。

このバーベキューセットは、炭の補給が困難で持続性は短い し、本体がヨワヨワで安定感不足 です。
のんびりバーベキューやキャンプ場で使う気にはなりません。

庭での1時間程度の簡易バーベキューなら時間も足りますし、問題が発生したら他のグリルと炭でカバーできるので全く問題ないですが、キャンプ場にこれだけを用意して行って、万一問題が発生したらリカバー困難で悲しい事になりそうです

使えなくても洒落で済む状態で使うのがポイントと思います。


本格バーベキューにはこちらがお勧めです。