迫りくる夏の猛暑に備え、2階の子供部屋に窓用エアコンを取付けました。
窓用エアコンにしたのは自宅の外壁に穴を空けたくなかったから。
しかも我が家の場合はエアコンの室外機を置くベランダも1F屋根もないので、室外機が付くエアコンだと、外壁に金具を付けて室外機を置くか、1階に室外機を置いて2階のエアコンと配管で繋ぐかが必要で、いずれにしても外壁を傷つけることになり、これも嫌。
それで熟慮の結果、コロナ冷暖房兼用の窓用エアコン『CWH-A1825R』を購入。
DIY取付で無事導入できました!
設置可能な窓の条件
我が家では、冬の暖房も出来る、冷暖房兼用タイプの『CWH-A1825R』を購入することにしました。
ただ窓用エアコンは窓の形状/構造によって設置できない場合が有ります。
この条件が中々に複雑なので、下のメーカーサイトでしっかり確認する必要があります。

上記のメーカーサイトのページでは、前半に冷房専用モデルについて説明され、一区切りした後の後半で冷暖房兼用モデルの据付可能条件が追記されています。
両者で据付可能条件が異なるので、冷暖房兼用タイプを考えている方は要注意です。
なお、このページで記載されている窓はアルミ製窓と木製窓とスチール製窓だけで、我が家のような樹脂サッシへの記述がありません。
そこで再度調べてみると、なんと『アルミサッシに比べて強度が弱い樹脂サッシ』や、『木製窓や立ち上りの小さいアルミサッシ用の“補助金具”を窓枠にネジ締めしたくない人』向けに、アタッチメント『WMA-1』が用意されていることを発見!

このアタッチメントを使うことで、樹脂サッシでも、かつ補助金具の窓枠へのねじ止めをしなくても、安心して窓用エアコンを使うことが出来ます。
アタッチメント『WMA-1』は、取付枠の天面の上に取り付けるアタッチメント上と、取付枠の底面の下に取付けるアタッチメント下と、据付途中の倒れを防止する倒れ防止金具で構成されます。
アタッチメント上がジャッキのように機能し、窓枠内で上下方向に突っ張り、前後左右はアタッチメントの上下面に貼り付けられるゴム製の滑り止めシートの強力な摩擦力で固定する構造です。
ただしこのアタッチメントは冷房専用シリーズ向けで、”冷暖房兼用タイプには使用できない“とされています。
かといって冷暖房兼用タイプ用のアタッチメントは現時点(2026.5)で用意されていないので、最悪は補助金具を使って据付するつもりで試したところ、若干の不具合は有るものの、このアタッチメントで(補助金具を使うことなく)設置することができました。
詳しくは記事内で説明します。
我が家の窓の据付可否判断
我が家の樹脂サッシは、以下の写真のように、框(ガラスを保持する枠)とサッシ枠(レールや土台部)が全て樹脂製のオール樹脂サッシになっていて、室内側の立ち上りや額縁はおそらく木製かと思われます。
アタッチメント『WMA-1』にも利用可能な条件があり、我が家の子供部屋の窓で、一部満たさない所がありましたが、取付自体は出来ました。
出典:CORONA公式ページ ウインドエアコン窓枠用アタッチメントWMA-1の取り付け方
- 窓の開き幅
冷房専用モデル ⇒ 380mm以上必要
冷暖房兼用モデル ⇒ 495mm以上必要
これはエアコン本体の幅と窓ストッパの回動余裕で決まり、窓ストッパを使わないならば、指定開き量以下でも使用できる可能があります(注1)。
我が家では約700mmでOKでした。 - 窓高さ
冷房専用モデルのアタッチメント使用時
⇒ 900~1400mmの範囲内
冷暖房兼用モデルのアタッチメント使用時
⇒ 推定943~1400mmの範囲内
冷房専用と冷暖房兼用の条件差から推定
ただしあくまで自己責任です
この”窓高さ“は、上側の額縁と下側の額縁の間隔を意味し(注2)、指定範囲より小さいとアタッチメントを付けた取付枠を窓に組み込めず、大きいとアタッチメントを付けた取付枠を窓に固定できません。
我が家では1100mmでOKでした。 - 額縁の奥行き
90mm以上必要。
これは取付台&滑り止めシートが乗るエリアの広さを意味し、少ないと設置が不安定になり、保持強さが低下するリスクがあります。
我が家では65mmでNGでしたが、据付も安定性も問題なさそうなので、自己責任で使うことにしました。 - サッシ枠とガラス戸の隙間
2.5mm以上必要。
これはエアコンを付けたまま右側の窓を自在に開閉できる為の条件で、エアコンを左側に据付し、右側の窓を閉めたまま動かさないなら関係ないです。
我が家では2.5mmでOKでした。 - 立ち上りの幅(厚み)
8mm以下が必要。
これより厚いと上側の立ち上がりに引掛ける倒れ防止金具が付けられなくなります。
我が家は6.5mmでOKでした。 - 立ち上りの高さ
37mm以下が必要。
これより大きいと、上側の立ち上がりに引掛ける倒れ防止金具が付けられなくなります。
また冷暖房兼用タイプでは、下側の立ち上がりがリターンドレンの邪魔になります。
我が家では28.5mmでOKでした。
注1)窓ストッパの役割は、エアコン作動時に
窓が閉まってエアコン背面の吸気/
排気口を塞がない為と、断熱と虫侵入
防止のパッキンに窓をピッタリ密着
させる為のようです。
注2)アタッチメントを使わない場合の
窓高さは、上側の立ち上がりと下側の
立ち上がりの間隔となっていて、
アタッチメント使用時とは間隔の
対象部が異なります。
なおアタッチメントの条件では立ち上がりも樹脂製となっているに対し、我が家の立ち上がりは木製のようで、厳密にはNGでした。
ですがアタッチメントを使用した据付での立ち上がりの役割は、位置決めと(据付途中の倒れ防止用の)倒れ防止金具の引掛け程度のようなので、自己責任で問題なしと判断しました。
届いたエアコン
梱包状態
エアコンは小型冷蔵庫ほどの大きさの段ボール梱包で届きました。
梱包重量は29kgほどもあり、大人男子なら抱えて運ぶことは不可能ではないですが、階段で2階に運ぶのは流石に大変。
階段に一段づつ乗せるようにして一段づつ上り、なんとか運びました。
エアコンは発砲スチロール製の下蓋の上に乗っていて、それに段ボールが上から被さり紐で縛ってあるので、エアコンを取り出す時は、紐を切って、段ボールを上に外します。
(写真の段ボールは、外して逆さに置いた状態です)

取付枠と付属品
上の写真のエアコン本体の後ろに取付枠と付属品が収まっていました。

エアコン本体は取り敢えずそのままで、まず取付枠をサッシ枠に取り付けます。
下写真の左が室外側の面で、右が室内側の面(エアコンが合体する方)です。
最後に行うエアコン本体の取付枠への組み込みでは、取付枠の底面の黒い凸にエアコン本体の底の凹を嵌め、つぎに取付枠の天面のフックに押し込んでロックし、フック横のネジ穴でエアコンをネジ締めして合体します。


今回はアタッチメントを使うので異なりますが、樹脂サッシ用アタッチメントを使わない場合のサッシ枠への取付枠の据付は、底面と天面の室外側の曲げ形状部をアルミサッシ枠の立ち上がりに引掛け、長い締め付けネジで固定する構造になっていました。


別売のアタッチメント
アタッチメントは道具箱サイズの段ボール梱包で届きました。
上から順番に、取付枠の下に取付けるアタッチメント下(取付台ベースとゴムシート)/倒れ防止金具/ネジ類とアタッチメント上×2、そして据付取扱説明書となります。

アタッチメント下はこんな感じ。
高さを2段階で調整できます。

アタッチメント上はこんな感じ。
ネジを回すことでジャッキアップします。

冷房専用タイプ用アタッチメントを冷暖房兼用タイプで使うことでの問題点
冷房専用タイプに比べて冷暖房兼用タイプは一回り大きく、取付枠の基本形状は同じものの、長さと幅が違っていました。
- 冷暖房兼用タイプの取付枠 ⇒ WA-8H
- 冷房専用タイプの取付枠 ⇒ WA-9
このため冷房専用タイプ用のアタッチメントを、仕様外の冷暖房兼用タイプに無理やり使う為、以下の2つの問題が発生しました。
問題点① 倒れ防止金具の固定ネジが片側しか締められない
倒れ防止金具は、取付金具_天面の上に付けた左右の上アタッチメントにネジで締結するのですが、冷暖房兼用タイプと冷房専用タイプの横幅の違いの為、左右のネジ穴ピッチが合わず片方しか締められません。

ですが倒れ防止金具の役割は”押し付けての位置決め“&”据付時の倒れ防止“程度と思っているので、私は片側のネジ締めだけで済ましました。
ところで据付した後で気づいたのですが、本体取付枠に付属しているΦ3.5mmのドリルネジで金具に穴を空ける事ができ、空けた穴を使って指定のΦ4のタッピンネジで金具を締結することが可能でした。


穴位置がズレてネジ締めし難いときは、ハンドリーマで穴径を大きくすると良いです。
ハンドリーマは一本あると大変重宝します。
なお、取付枠底面の下に付けるアタッチメント下(取付台)のネジ固定は、左右のネジピッチが合っていて問題ありませんでした。
問題点②_アタッチメントの横幅が取付枠と合わず隙間が生じる
これは特に大きな問題ではないのですが、上下のアタッチメントと倒れ防止金具の横幅が取付枠と合わない為に、窓枠に対して隙間が空いてしまいます。

この隙間は、取り敢えず余っていたジョイントマットを加工し、適当に隙間を埋めて対応しました。

ジョイントマットは加工が簡単ですが耐候性が気になります。
EVA素材のものだと耐候性が良いようなので、後日真面目に作り直すつもりです。
取付時のポイント
窓ストッパーを外す
エアコン自体とは関係ないのですが、我が家のオール樹脂サッシ窓枠では開閉時の樹脂枠保護の為か、開閉ストッパーが窓枠の上下に付いていました。
これを外さないとエアコンと窓枠に無駄な隙間ができるので、据付前に外しました。



エアコンと窓の隙間を埋める
隙間を埋める為にゴム製の窓パッキンが付属してきましたが、とてもじゃないが力不足。
そもそも我が家の窓に対しては、幅がギリギリで隙間を埋めきれませんでした。
最終的には後日仕上げることにし、これも余っていたジョイントマットで適当に隙間を埋めました。


リターンドレン
冷暖房兼用タイプでは、冷房時の除湿水と、暖房時の除霜運転時の霜取り水をドレン水として排水する必要があります。
排出は窓の外にリターンドレンを通して排水するか、排水経路を変えて室内でタンク等に排水するかを選べるのですが、いちいち室内でタンクで受けるのは、溜まった排水を捨てる必要があり面倒。
普通は室外排出を選びますよね。
出典:CORONA公式ページ
それで室外排出を選んだのですが、なんとリターンドレンが、ドレン皿どころか窓の外まで届かない!
かろうじて外側窓のレールの外側までは届いたので、もうそのまま垂れ流しにしました。
外気30℃時の冷房運転で確かに少量の排水がありましたが、気密性の高い家にしたのが幸いしたのか、セミのおしっこより全然少ない排水で、自分の家なら特に問題なさそうです。
なお冷房専用タイプでは、除湿水をエアコン内部で熱で気化させ排出させるので、ドレン排水は出ないようです。
まとめ いろいろ面倒だったが良く冷える!
なんだかんだで、据付自体は2時間もかからずに出来ました。
動作も特に問題なし。
室外機相当のものが近くにある事になるからか、電源を入れた直後は若干うるさい気もしますが、温度が下がって巡行状態になれば、慣れれば気にならないレベルと思います。
取付で色々面倒なことはありましたが。
なんといっても、普通のエアコンと比べても遜色なく涼しくなります。
正直、大変良い買い物かと思います。
まずは、大満足!

