わが家では、普通のカーテンに比べてすっきりした雰囲気になるが気に入ってシェードカーテンを採用したのですが、10年経って初めてボールチェーンの切れが発生しました。
切れたのは、生地が前後に2枚ある ツインシェード の、1本のチェーンの操作で2枚の生地の開閉を全て行う ワンチェーン式 の ボールチェーン です。
ワンチェーン式なので、手前側を引っ張ると手前の生地が巻き上がり、奥側を引っ張ると奥側の生地が巻き上がります。
それぞれ、チェーンを少し下げて離すと生地が一番下まで下がります。
したがって、チェーンが使われる場所は一定ではなく、使っているうちにどんどん場所が変わります。
この為に、ボールチェーン用に販売されている接続コネクターもありますが、接続コネクターは使っているうちに駆動部にコネクターが引っ掛かるので使えません。
また、切れた部分は元々熱溶着で繋いでいたところのようで、接着材での修復ではおそらく強度的に駄目そうです。
幸いに、切れたボールチェーンと長さ/サイズが近い 「エンドレスタイプのボールチェーン」 がAmazonで売っていたので、自分で交換する事にしました。
開閉不能になったシェードカーテン
わが家のシェードカーテンは以下のものです。
メーカーは分かりませんでした。
ツインシェード/ワンチェーン式
(上野株式会社 取り扱い)
チェーン交換はシェードユニットの側面カバーを外して行いますが、わが家のシェードは窓枠内への埋込式になっているので、シェードユニットを窓枠から外す必要がありました。
チェーン交換DIY
ボールチェーンの購入
必要な仕様のチェーンは、Amazonでもなかなか見つからなかったのですが、以下の検索ワードでようやく見つかりました。
- ボールチェーン
- エンドレス
- 4.8
購入する時の注意点は以下の2点です。
- カット品のチェーンは購入しない
コネクターで繋いで使用する前提で、カットされた状態で販売しているチェーンもあります。
これは用途が違い、ワンチェーン式には使えません。 - ボールのサイズを合わせる
ボールチェーンには3種類のサイズがあります。
違うサイズは使えません。
長さはオリジナルと多少違っていても、ループして使うチェーンなので問題ありません。
むしろ若干短い方が、確実に使えるので安心です。
シェードの取り外し
シェードを埋込設置していたので、ユニットごと取り外す必要がありました。
まず内側生地の上部をユニットから剥します。
ここは面ファスナーでくっ付いているのでベロベロ剥します。
写真は一部しか剥してませんが、全部剥します。
下の写真の赤枠部がユニットの取付けブラケットです。
今回のシェードでは左右と中央に、あわせて3個ついていました。
ブラケットの正面に見える樹脂部品を奥に押し込むと、シェードユニットが外れます。
3箇所全部外します。
注意:シェードユニットを外す時は、両手でシッカリ持つこと!
ユニットを外す時は両手でしっかり持たないと落下してしまいます。
作業は、ユニットを持つ人とブラケットを押して外す人の、2名での作業がお勧めです。
取付けブラケットの樹脂部品を押し込むと、取付けブラケットの奥側の爪が離れるので、奥側からユニットを外し、最後に手前の爪からユニットを外します。
取付けブラケットは、樹脂部品を押し込むと奥側が下がってユニット外しの状態でロックされ、ユニットを取り付ける時に上に押されて外し状態が解除される構造のようです。
床に外したシェードユニットを置きます。
チェーン交換
外したシェードユニットのチェーン側の側面カバーを外します。
ネジ1本で固定されていました。
内部にチェーンが巻き付くギヤがあるので、ここに購入したボールチェーンを巻き付けます。
そしてカバーを付けたらユニットは完成です。
チェーンは下の写真のように、手前側のガイドに沿うように通すのが正しいです。
チェーンは下の写真の様にも取り付きますが、これは間違いです。
ちなみに、側面カバーの裏側にはチェーンのガイド形状が付いていました。
シェードの取付け(戻し)
チェーンを交換したら、シェードユニットを取付ブラケットに取付けます。
注意:取付け時、ブラケットの奥側爪が確実に開いていること。
「シェードユニット」を「取付ブラケット」の手前側の爪に引掛け、手前に寄せたままで維持します。
次に奥側を「カチッ」と音がしてロックされるまで、「シェードユニット」を上方に確実に押し込みます。
結構強く押し込む必要があります。
これでシェードの取付けは完了、内側の生地を面テープで貼り直せば作業完了です。
DIYした感想
適応する「エンドレスタイプのボールチェーン」さえ手に入れば、作業自体は簡単です。
チェーンは¥2,000程度で購入できますので、トライする価値はありますね。
面白かったです。