ドライブレコーダーの車への取付け方法は、現状はフロントガラスに強力な両面テープで貼り付けるのが一般的です。
ですが強力な両面テープで張付けてしまうと、ドライブレコーダーが壊れたり/別な車に付け替えたりするときに、貼り付けたドライブレコーダーを綺麗に剥がし、フロントガラスを元に戻すのは結構大変。
軽量ドライブレコーダーでは吸盤でフロントガラスに取付けるタイプもあり、このタイプだとドライブレコーダーの付け外しは容易ですが、夏の暑い時期に吸盤が剥がれ落ちる危険が避けられない。
悩んでやっと辿り着きました。
吸盤を捨て、三脚に取付ける為のスマホホルダーを使ってルームミラーに取付けすることで、全部まるっと解決できました!
私のドライブレコーダー
私のドライブレコーダーは、本来は吸盤でフロントガラスに取り付けるタイプです(VANTRUE N2PRO)。
ドライブレコーダー本体にアダプターでボールヘッドがつき、吸盤側についているボールヘッドジョイントにボールヘッドを組み込み、ナットネジでボールを締め付けて固定する構造です。
1台で前方と後方の録画ができるのが気に入りました。
録画機能に不満はないのですが、残念ながら夏の高温の時期には吸盤は耐え切れませんでした。
引用元:VANTURE 公式
吸盤を捨ててルームミラーに取付ける
改造といっても大したことはなく、気づいてしまえば超簡単な作業です。
でも少しだけ材料を確保する必要があります。
材料①:三脚用スマホホルダー
一番のキモは三脚用スマホホルダーです。

これは三脚に取付け、三脚にスマートフォンを付ける為のアダプターなのですが、スマートフォンを挟む所でルームミラーに取付けることが出来ます。


ルームミラーとスマホって大きさが似てるので、付けてみたらピッタリでした。
上下のクランプ部はゴムで、引っ掛かる形状にもなっており、安定感半端ない。
実はアクションカメラ用に購入した、ネックマウントの付属品として付いてきたスマホホルダーが、この改造のヒントになりました。
ECページにリンクしたホルダーは、私が入手したネックマウントの付属品と同様品と思われます。
材料②:ボールヘッドジョイントアダプター
三脚用スマホホルダーには1/4ネジ穴が開いているので、1/4ネジで付けられるボールジョイントアダプターが付けられます。

ただ、ECショップで探せたボールジョイントアダプターで対応しているのは17mmのボールヘッド。
私のドライブレコーダーのボールヘッドはそれよりも小さい15mmサイズのボールヘッドでしたが、ジョイントアダプターの底にスペーサー(適当な六角ナット)を挟んだら、問題なく使えました。
まとめ 理想のドラレコ爆誕!
そんなこんなで、偶然に理想のドライブレコーダーが完成。

安定感があり、付け外しも楽々です。
簡単なので、車に何か加工を加えるのが嫌な方には、自信をもってお勧めできます!
視認性も法規上も問題なし
ルームミラーを一部覆うことになりますが、全体の一部が隠れるだけなので、後ろを確認するのに不安はありません。
法規上も、ルームミラーはそもそも車検には必要なものではないようで、このままでも車検は通るようです。
ご心配なく。じつは保安基準上、ルームミラーのある・なしは問われていない。 道路運送車両法の保安基準・第44条には、「自動車は後写鏡を備えなければならない」と記されているが、この「後写鏡」とは、ドアミラーやフェンダーミラーのことを指す。
より細かく説明すると、この後写鏡は「運転席から、自動車の左右の外側線上後方50mまでの間にある車の交通状況を確認できること」が条件になっているので、左右のサイドミラーでこれをクリアしていれば、ルームミラーがなくても合法になる。実際、バンボディのトラックやコンテナ車、キャンピングカーやパネルバンのトラック、荷物満載のワゴン車、ワンボックス、バンなどは、真後ろの視界は塞がれているわけで、ルームミラーがあってもほとんど役割を果たしていない。
引用元:まさかの合法!自動車のルームミラーは「なくても問題ない」装備だった/WEB CARTOP