【家庭菜園】プランターと畑とレイズドベッドはどれがよい?それぞれのメリットとデメリット

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家計の足しにプランターでの家庭菜園をしています。
自分の健康にも、また子供の教育にも良いようです。

さいわい我が家は田舎の庭付き戸建てなので、庭の一画を畑にするのは可能です。
ご近所で庭で小さい畑をしている人も良く見かけます。

また周りでは見かけませんが、地面を掘らずに高枠で土を囲うレイズドベットにも引かれるものがあります。
なんか無性にカッコ良いです。

そこで、家庭菜園で代表的な プランターレイズドベッド の、それぞれのメリット・デメリットを比較してみました。

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プランターと畑とレイズドベッドの比較

プランター菜園

プランター菜園は、プランターを置けるスペースさえあれば、初心者でもお手軽に始められる菜園です。

必要な資材は、ホームセンターでも通販でも100均でも、どこででも手に入ります。
栽培方法を説明した本も簡単に手に入ります。

プランター菜園のメリット

  • 管理が比較的容易
    大雨/強風時はガレージ・小屋・屋内に退避できる。
    病気や害虫が発生してもプランター毎の対応ができる。
  • 少ない資材で始められる
    最低限必要なのは プランター / 培養土 / 種or苗 / ジョウロ です。
    あった方が良いのは 化成肥料 / 支柱 / 土入れ / 園芸ハサミ くらいです。
    うれしいことに、全て100均品で揃えても楽しめます。
  • 培養土を必要最低限に抑えられる
    作る作物に合せて培養土の量を調整できます。
  • 連作障害対策が容易
    土の入替えが困難な畑やレイズドベッドに対し、毎年培養土を変えられるプランター栽培では、連作障害は起こりません。
    培養土を正しく再生すれば、培養土代を節約する事も可能です。
  • 栽培面が高いので水捌けが良い
  • 作り過ぎて余らせる事はまずない
    余るほど収穫量は多くないため。
  • 嫌になったらスッパリ止められ、庭を容易に復元できる。

プランター菜園のデメリット

  • 収穫量を増やすには手間と費用がかかる。
    プランターを大きくしたり、プランターを増やしたりする必要がある。
    培養土も多く必要になる。
  • 基本的に毎日の水やりが必要
  • 上手くしないとコストが高くなる。
    培養土の再生をしないで、毎回新規に買う場合。
    種を余らせ無駄にする(保存して使わない)場合。

プランター菜園のまとめ

プランター菜園は、気楽に家庭菜園を楽しみたい人に向いています。

家庭菜園はしたいが、手間も費用も多くは掛けたくない人に最適です。

ただし、費用を抑える為には『培養土の再生』『種を無駄にしない』などの工夫は必要です。

庭にしっかりした畑があれば、野菜が沢山とれるので、野菜の自給自足に近づきます。

また、プランターではプランターの大きさで作れる作物に制限がありますが、畑には作れる作物にあまり制限がなく、いろいろな作物の栽培を楽しめます。

ですが 庭に畑を作るのは、それ自体が結構大変 です。

砂利土の庭なら、つるはし等で30cm程は土を掘り起こし、砂利を取り除いて栽培用の土に入れ替える必要があります。

砂利土でなくても通常は庭の土をそのまま使える事はなく、土を耕したり・土壌改良したり、色々手間がかかるようです。

庭の畑なので、畑を区分けする為に、レンガ等で仕切りも付けたくなります。

近所で庭で畑をしている方々は、大抵業者さんに重機も使って畑を作ってもらっていました。
業者さんに頼むと、土の入替え費用なども全て込みで 、10~30万円 はかかるようです。

畑のメリット

  • 収穫量を増やし易い
    大抵はプランターより栽培面積が広い為、株数を増やし易く、株当りの収穫量も増やし易い。
  • コストを下げ易い
    費用に対して収穫量を増やせれば、コスパが良くなる。
  • 露地栽培なら水やりは最小限ですむ
    根が深く広く伸びる事ができるので、おおよそは雨水だけで間に合うようです。
  • こだわらなければ植えて放置でもなんとかなる

畑のデメリット

  • 天候不順への対応が大変(霜/猛暑/大雨/強風)
    対応に知識が必要で、手間・費用がかかる。
  • 土作り/肥料などに深い知識が必要
  • 害虫/病気への対応が難しい
    プランターのような隔離も難しく、発生時の対応が難しい。
  • ハウス栽培まですると水やりは必要
  • 栽培ローテーション等の連作障害への配慮が必要
    土を完全に換える訳にもいかず、基本ローテーションでの対応になる。
  • 作物が豊作すぎると始末に困るらしい
  • 嫌になって家庭菜園を辞める時、庭を復元するのが大変

畑のまとめ

畑栽培は、しっかりした野菜の栽培技術のある人で、野菜栽培に十分な手間を掛けられる人が向いています。

収穫量や栽培する品種を増やせる事はできるが、畑栽培にはプランター菜園よりも知識が必要で、ある程度の栽培技術がないと失敗するリスクがあります。

レイズドベッドのメリットとデメリット

レイズドベッドは、『土の入替えが困難』『天候不順への対応が必要』なこと等のデメリットや、『沢山の収穫が期待できる』こと等、基本的には畑に近いと思います。

ですがレイズドベッドであれば、『土を掘らなくても組立キットを使ってDIYで設置が可能』なので、砂利土を畑にするよりも導入費用はかなり抑えられます。

それに、なによりも恰好が良いです!

レイズドベッドのメリット

  • 区画がはっきりし栽培面も高いので、見た目が非常に良い!
    まさしくガーデンという感じで、これには本当に憧れます。
  • 栽培面が畑より高いので作業が楽い
  • 栽培面が高いので、畑に対して水はけが良い
  • 菜園を止める時の現状復帰は、畑よりは容易

その他、収穫量を増やし易いなど、庭の畑と同じメリットが期待できます。

レイズドベッドのデメリット

  • 水が抜けやすいので水やりが必要
    畑より水やりが必要だが、土が多い分プランターほどの水やりは不要。 
  • 高枠代が必要。しかも劣化すれば更新が必要
  • プランターに比べ、初期に培養土が膨大に必要

その他、天候不順病害虫 への対応が難しいなど、畑と同じデメリットがあります。

レイズドベッドのまとめ

レイズドベッドは見栄えが抜群で、栽培面が高い事で作業が楽になるなど、畑にないメリットもあります。
導入費用も畑よりも安く済む場合が多そうです。

一方で、畑に対するレイズドベッドのデメリットは、枠が経年劣化するので更新が必要になる事ぐらいでしょうか。
水やりは、おそらく大したことではないでしょう。

しかし栽培の難易度的には、庭の畑と基本同じなので、ある程度の栽培技術がないと失敗するリスクがあります。

まとめ

レイズドベッド も、プランターに比べれば色々大変ですが、本気でやるならば『収穫量を増やせる』『色々な作物を栽培できる』などのメリットが得られます。

一方で、たいていの作物はプランターでも作れるので、お手軽最優先 ならばプランター菜園の一択と思います。

まずはプランター菜園で経験値を積み、お金と時間を掛けれるようになったら、レイズドベッド も考える。
という事でしょうか。