わが家のサイクルハウスが、3月の春の嵐で飛ばされました!
発生したのは令和6年3月13日の午前5時頃で、まだ外は真っ暗。
さいわい早くおきていた嫁が庭の異常な音に気づき、サイクルハウスがひっくり返って庭木とポストに引っ掛かっているのを発見。
大声でおこされ、雨混じりの強風の中、嫁と二人で大急ぎでサイクルハウスを元の位置に戻し、天幕を剥しフレームだけにしてアンカーで固定し急場をしのぎました。
奇跡的に庭木とポストに引っ掛かったおかげで今回は助かりましたが、これは洒落になりません。
サイクルハウスを使うには強風対策が必須です!
サイクルハウスが飛ばされた原因の調査
飛ばされた時の風速
サイクルハウスを設置したのは前年の春で、3台収納タイプ です。
某ホームセンターのオリジナル商品で、付属のアンカー4本 で砂利敷き土に固定していました。
わが家は南東北にあるので、台風でも大した強風にはなりませんが、それでも前年の強風では大丈夫でした。
それで油断していました。
今回の春の嵐では、サイクルハウスが飛んだ5時頃に『最大風速9m、最大瞬間風速15m』になっていたようです。
わが家の隣は公園になっていて、そのせいで北風がダイレクトに特に強く吹いてきます。
それもあって、わが家のサイクルハウスが飛ばされたのだと思いますが、これぐらいの風速は前年もありました。
風以外の要因
夜が明けると風も収まったので、周りを確認してみました。
その結果、なんとも気になる事が見つかりました。
- ゴムバンドが2本切れて落ちていた
天幕を留めるゴムバンドが2本切れて落ちていました。
ゴムバンドが切れた事でサイクルハウスに風が入り込み、『サイクルハウスを持ち上げた』可能性がありそうです。
そもそもこのゴムバンドの構造では、切れなくとも簡単に外れそうです。
飛んだ時に天幕が正しく留められていたのか?疑問が残ります。 - アンカーが簡単に抜ける
抜けたアンカーを夜中に再度ハンマーで打ち込んだ時は、土が固く簡単には入りませんでした。
しかし試しに抜いてみると、『中指で簡単に抜けました』。
砂利敷き土であることと、春先で土が濡れていることとで、アンカーが抜け易くなっていたようです。
どうも、サイクルハウスが飛ばされ易くなっていた原因があったようです。
サイクルハウス自体は 安いし 広いし で、とても気に入っていましたので、これからも使えるように強風対策を行いました。
強風対策
はじめは『長いアンカーを沢山打ち込む』事を考えていたのですが、状況を調べた結果、『アンカーでの上下方向の保持は、砂利敷き土では、ほとんど期待できない』と分かりました。
そこで重しの追加を軸に、3つの対策を行う事にしました。
3つの強風対策
- フレームにコンクリートブロック結び付けて重しとする
これで上下方向の浮き上がりを防止します。
注水式の重石よりも、重く格安です。
1個¥228で、4個購入しました。
1個で11kg程度の重さがあります。 - 天幕を結束バンドで留める
ゴムバンドは切れるし簡単に外れそうです。
高温低温での天幕の収縮も気になるので、風が吹く側のみを結束バンドで留める事にしました。
幅広ロックタイ 380mm長 50本入り耐候仕様
コメリPB品で¥948でした。 - サイクルハウスを隣の物置に結び付ける
上の2つの対策でも飛ばされた場合でもお隣さんには影響しないように、100均で購入した標識ロープで物置に結びつけました。
(ホームセンター内のダイソーで購入)
これらは通販でも購入できます。
通販だと特にコンクリートブロックの値段が高くなりますが、コンクリートブロックは重すぎる(4個で40kg!)ので、車で買いに行けない方やお急ぎの方には通販もお勧めです。
対策の実施手順
既にサイクルハウスが設置されていても、後付け で出来る強風対策です。
- はじめに普通にサイクルハウスを組み立てます。
水平のズレを抑える役割として、アンカーも打ち込みます。 - ゴムバンドを外し結束バンドで天幕を結び止めます。
ただし、強風がくる片側のみにします。 - 380mmの結束バンドを使用する場合、2本の結束バンドを接続して長くします。
- サイクルハウスの内側からフレームに結束バンドを通します。
- サイクルハウスの内側にコンクリートブロックを置き、ブロックの下側で結束バンドを結びつけます。
全体像はこんな感じです。
サイクルハウスの外側はこのようになります。 - 標識ロープで物置に結び付ける。
コンクリートブロックは、天幕と擦れるのが嫌で、サイクルハウスの中に置く事にしました。
このせいで、サイクルハウスの中が若干狭くなりますが、自転車の出し入れに特に問題はないと思います。
まとめ
対策費用は、全部で ¥2,000程度 でした。
今回の強風への対応であれば、コンクリートブロックは4つで間に合うと考えました。
ただ、どれだけ強い風が吹くかは分からないので、万一の保険として標識ロープを命綱にしています。
風が強く吹く地域で重さが不足する懸念があるならば、コンクリートブロックを追加して対応して下さい。
ロープでの万一の命綱もお勧めします。
サイクルハウスは便利ですが、強風対策は絶対に必要です。
この対策方法ならば後付けも容易にできますので、砂利土にサイクルハウスを設置している方には是非お勧めします。
補足)最大風速14.3m/最大瞬間風速18.5m もびくともせず!
その後、令和6年5月に最大風速 14.3m、最大瞬間風速 18.5m の風が吹きましたが、この記事の対策で、びくともしませんでした。
安心安心です。