春が近づき桜の開花情報が話題になる頃なったら、休眠して寒く長い冬を耐えたイチゴもいよいよ目を覚まします。
イチゴは枯れた葉に包まれて茶色になっていますが、茶色の中に小さい緑がしっかりと生きているはずです。
ことしもかわいいイチゴが見れるように、しっかりお世話しないといけませんね。
冬越しイチゴの春のお世話
お世話のタイミング
3月初旬~4月初旬 に『最低気温が5℃を上回る』ようになると、ふたたびイチゴは生育をはじめます。
この頃になったら、『枯れた葉の除去』と『今年の生育の為の追肥』を行います。
枯れた葉の除去
イチゴは冬に休眠(ロゼット化)して、冬を乗り越えました。
その時に、役目を終えた昨年の葉は、茶色く枯れて地面を覆っています。
もしかしたら、寒い冬の保温の役割をしてくれたのかもしれませんね。
春のお手入れでは、『茶色く枯れた葉を優しく手でつまみ、葉柄(ようへい)の根本から摘みとり』ます。
枯葉は根本が薄くなっているので、根本つまんで左右や上下に動かすと簡単に摘み取れます。
完全に枯れてなくて、簡単に取れない葉柄は、無理に摘み取らずにそのままにします。
枯れたランナーや花柄(かへい)は、根本が薄くないので、左右や上下に動かしても簡単には取れません。
根本から5mmくらいの位置でハサミでカットしました。
枯れた葉の整理をしないと、害虫発生/病気発生の原因になってしまいます。
綺麗にお手入れしてあげましょう。
春の追肥
わたしが育てているのは四季成りイチゴですが、一季成りイチゴも四季成りイチゴも同じく、冬越し後のすみやかな成長を促進する為に、化成肥料を追肥します。
『1株あたり5gの化成肥料』を土の表面全体にまき、土と軽く混ぜます。
土を柔らかくする中耕を兼ねて行います。
この時、土が目減りしているようでしたら、クラウンが埋もれないように注意して土の補充も行います。
まとめ
頑張って冬を耐えてくれたイチゴなので、元気に成長するように、優しく丁寧に春のお世話をしましょう。
春になると虫もでてくるので、お世話が終わったら、害虫防止に 防虫ネット も被せた方がよいです。
よく頑張ったイチゴ!
補足:お勧めのイチゴ栽培の本
一季なりも四季なりも詳しく栽培方法が書かれてます。お勧めです!