【家庭菜園】100均品で敷き藁の代用!イチゴのプランター栽培での防虫&実腐れ対策

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プランターでイチゴ栽培 家庭菜園
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こどもの大好きなイチゴは、家庭菜園のプランター栽培でも育てることができます。

イチゴの栽培には人工授粉葉かき脇芽かき等の独特な作業が必要ですが、家庭菜園の本を読んで丁寧に栽培すれば、はじめてでもそれなりに収穫することができるでしょう。

ただイチゴ栽培を行う上でとても大事なことが、本にはあまり書かれていません。

それが、病気予防実腐れ対策害虫対策の3点です。

これらは100均グッズでも間に合せることができます。

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イチゴの病気予防/実腐れの対策/害虫対策

イチゴの栽培で、これらの3点への対策を怠ると、せっかくイチゴが結実しても大きく綺麗なイチゴにはなりません。

でもこれらの問題は、適切な対策を使うことで簡単に予防することができます。

  • 病気予防
    イチゴが罹る代表的な病気に炭疽病があります。
    これは水遣り時の泥はねが、葉や葉柄につくことで発生するので、土の上に藁等のマルチングを敷くことが有効です。
  • 実腐れ対策
    結実した実が土に触れると実腐れが発生します。
    実腐れを防止するには、藁などのマルチングを敷いて土から離したり、実をプランターの枠外に出して土から離すことが有効です。
  • 害虫対策
    イチゴは甘くて美味しいので、アブラムシ・ナメクジ・ヨトウムシなど、色々な害虫が寄ってきます。
    これの対策には防虫ネットの利用が一番です。

とは言っても、敷き藁等のマルチングを用意するにはお金がかかります。
それに、藁は風や水やり時に散らばるのが心配。。。

防虫ネットもホームセンターで売っているのは結構高い。

そもそも、実腐れ対策で実をプランターの枠外に出すのは、防虫ネットをしながらだと難しくない?

ということで、以下の方法をお勧めします。

100均の排水口ネットで敷き藁の代用(病気・実腐れ対策)

イチゴマルチング用の水切りネットの写真
220mm×190mm 片側とじ

100均で売っている台所排水口ネットで敷き藁の代用ができます。

わたしの実家は農家でイチゴは庭で栽培しており、冬の保温夏の乾燥防止を兼ねて黒マルチングを使っていましたが、「土に当たらないようにするだけなら新聞紙でも良い」との事でした。

それなら排水口ネットでも土から離せるのは同じだし、むしろ風や水やりで散らばり難く/新聞紙よりは耐久性も上と考えました。

ネットを折り曲げて何枚か使い、土の全面をマルチングします。

とても良い感じです。
排水口ネットプランターの鉢底ネットの代用にもつかえるので、すこぶる使いでが良いです。

100均の防虫ネットで害虫対策

100均の防虫ネットを袋状に加工した写真
100均防虫ネットを袋状に加工

ダイソーの防虫ネットだと¥110(税込)で購入できます。
サイズは1m×1.4mで、網目(目の大きさ)は1mmとなっています。

プランターで使うには、以下の方法で防虫ネットを袋状に加工し、ホームセンター等で売っているダンポールで枠組みし、被せて使います。

ダンポールは100均ではなくホームセンターで購入し、直径5.5mm×1.2mの10本セット¥518(税込)でした。

プランター1個で2本使うので、プランター1個あたりだと¥100程度です。
他の栽培にも防虫ネットはかけるので、余ることはないでしょう。

100均にも園芸用のU字支柱等はありますので、それを使ってもよいでしょう。

プランターでの防虫ネットの使い方

  • 防虫ネットを適切な大きさにカットする
    防虫ネットの長い方をハサミで切り1m×1mにする。
    注:イチゴのプランター用にはこのように加工しましたが、ジャガイモ等の草丈が大きくなる作物ではそのままのサイズで使います。
  • 防虫ネットを袋にする
    防虫ネットを半分に折ってから、両サイドを1~2cm幅で2回ほど折り畳み、ホッチキスで止めて袋状にします。
    注:ジャガイモ用には長手側(1.4m)を半分に折って袋状にします。
  • ダンポールで枠を作る
    ダンポールをプランターに交差して立て、防虫ネットを被せる枠をつくる。
  • 防虫ネットを枠に被せる
    立てたダンポール枠に、袋状にした防虫ネットを被せます。
  • 防虫ネットの下を絞る
    洗濯ばさみを使ってプランターと防虫ネットを留めるなどし、防虫ネットとプランターに隙間が空かないようにします。

まとめ

防虫ネットと排水ネットを使っている写真
ダンポールに防虫ネットを被せ
培養土を排水ネットで覆っている。

こんなお金をケチった対策でも、イチゴは元気に育ちます。

排水口ネットは、株や葉への水やり時の泥はね防止乾燥防止に、想像以上に働いています。

イチゴ収穫の写真

防虫ネットがあると、実腐れ対策にイチゴの実をプランターの枠外に出すことができるのか?心配だったのですが、防虫ネットを緩めにすることで普通に枠外に出すことができました。

プランターの枠外に出せず、排水口ネットに乗っかるイチゴもありますが、これもそこそこ実腐れ防止が出来ているようです。

補足:防虫ネットをした状態での水やり

水やりは防虫ネットのままでも可能です。
ジョウロのハスを外して強い水流にし、防虫ネットの外から株元に水やりします。

イチゴの水やりは、病気予防に葉や株に水が掛からないように株元にするのが良いようなので、ちょうど良いです。

ただ、防虫ネットを付けたままだと、ランナーカットや葉かきが出来ません。
花芽が出たか?花にイチゴの天敵のアザミウマが付いていないか?の確認もしづらいです。

なので基本的には防虫ネットを外し、観察お手入れをしながら水やりをするのがお勧めです。

補足:イチゴ栽培の手順

イチゴ栽培の具体的な手順はこちらの記事を参考にしてください。

なおイチゴの天敵アザミウマは、残念ながら網目1mmの防虫ネットでは全く防げません。
それどころか網目0.4mmの防虫ネットでも完全には防げない様です。

アザミウマへの自分なりの対応方法も書いていますので、困っている方は見てみて下さい。

【参考記事】

補足:イチゴ栽培でおすすめの本

一季なりも四季なりも詳しく栽培方法が書かれてます。お勧めです!